京浜臨海部とは

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京浜臨海部とは、横浜市鶴見区及び神奈川区並びに川崎市川崎区のうち、産業道路(県道6号・東京大師横浜線)より海側の区域(ヨコハマポートサイド地区を除く。)を言い、様々な企業が集積する日本有数の工業地帯です。

京浜臨海部の地図

京浜臨海部
横浜市神奈川区と鶴見区、川崎市川崎区のうち、産業道路より海側の区域(ヨコハマポートサイド地区を除く)
※生麦JCT以西は、首都高速横羽線より海側の区域

石油や鉄鋼等、素材系の重厚長大産業を中心として長年にわたり我が国の経済を牽引してきた工業地帯であり、高度なものづくり技術や世界有数の環境技術をもつ企業が集積しています。
近年では、従来の産業に加え、環境・ライフサイエンスなどの新たな成長分野の企業や研究所等の立地が進むとともに、世界最高水準の熱効率の火力発電や、太陽光発電、バイオマス発電、風力発電、天然ガス発電などの多様な発電施設が集積するエネルギー拠点としての役割を担っています。

立地企業については、工場立地図をご覧ください。  

京浜臨海部の歴史

京浜臨海部は、第一次世界大戦による世界的な好況や関東大震災を契機とした東京からの工場移転等を背景に、明治後期から埋立造成が始まりました。大正時代に現在の主要工場の大半が立地し、今日の工業地帯の骨格が形成されました。

満州事変から太平洋戦争の頃には、政府の支援により造船・自動車製造業等が大きな発展を遂げました。戦時の空襲で壊滅的な打撃を受けた京浜臨海部は、戦後の駐留軍の接収もあり一時停滞しましたが、朝鮮戦争の特需を契機とした経済復興により、耐久消費財、材料、エネルギー等の各分野での集中的な設備拡充が行われ、日本の高度成長を担う中心的な工業地帯となっていきました。

昭和30年代後半になると、京浜臨海部をはじめとする四大工業地帯の工場集積・人口集中が、大都市地域の地価高騰、用水不足、交通混雑、公害発生等の問題を顕在化させ、地域格差問題が生じるようになりました。こうしたことから、工場制限三法、公害防止関係法が制定され、地域企業の成長にかげりを落とし始めました。

昭和50年代には高度成長時代が終わり、施設の老朽化、社内での工場施設の地位の低下、規制を避けるための工場域外移転、それに伴う雇用力・税収の減少等の問題が生じました。昭和60年代以降は生産機能集約の動きの一方で、高付加価値型製品の生産への特化とともに、研究開発の拠点としての機能を担うようになってきています。また、市場への近接性から物流配送機能の立地がみられるようになっています。

年表はこちら

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京浜臨海部へのアクセス


※図中の数字は各主要ターミナルからの標準的な所要時間です。

主な地区へのアクセス方法

【鶴見区】
・末広地区 : JR線「鶴見駅」・京浜急行線「京急鶴見駅」から臨港バス

【神奈川区】
・新子安地区 : JR京浜東北線「新子安駅」・京浜急行線「京急新子安駅」下車
・大黒ふ頭地区 : JR線「鶴見駅」・京浜急行線「京急鶴見駅」から横浜市営バス

【川崎区】
・殿町地区 : JR線「川崎駅」・京浜急行線「産業道路駅」から臨港バス 又は、京浜急行線「小島新田駅」から徒歩約15分
・浮島地区 : JR線「川崎駅」・京浜急行線「産業道路駅」から臨港バス
・千鳥地区、東扇島地区 : JR線「川崎駅」から川崎市営バス
・水江町地区 : JR線「川崎駅」から川崎市営バス・臨港バス

参考リンク

横浜市営バス https://www.city.yokohama.lg.jp/koutuu/ (横浜市交通局ホームページ)
川崎市営バス https://www.city.kawasaki.jp/820/ (川崎市交通局ホームページ)
臨港バス https://www.rinkobus.co.jp/

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