京浜臨海部は、鉄道でアクセス可能なエリアが限定的であることから、道路網の整備を中心とした安全かつ円滑な交通機能の確保が課題となっています。
また、羽田空港へのアクセス改善についての検討や、横浜港・川崎港の機能強化にも取り組んでいます。
「塩浜3丁目周辺地区」は、大規模な工場のほか、下水処理場などの大型公共施設が立地し、臨海部の産業活動や市街地の市民生活を支えてきましたが、近年は公共施設の老朽化や更なる高度化に対応した更新整備などが進んでいます。今後は、従来の役割を維持しながら、更新整備等を契機に臨海部の活性化や持続的発展に資する取組が求められていることから、川崎市では土地利用計画を策定し、具体的な取組を進めています。
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・塩浜3丁目周辺地区(外部リンク・川崎市ホームページ)
東京・川崎・横浜の臨海部への新たな旅客鉄道の整備について、沿線自治体(神奈川県・横浜市・川崎市・東京都・大田区・品川区)で協議会を作り、実現に向けた検討を行っています。東海道貨物支線の既存線を有効活用し、一部を新線でつなぐことにより、品川、東京テレポートから天空橋、浜川崎を通り、桜木町に至るルートを検討しています。
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・東海道貨物支線貨客併用化整備検討協議会ホームページ(外部リンク・神奈川県ホームページ)
羽田空港の再拡張・国際化の効果を京浜臨海部全体の活性化につなげ、羽田空港を核としたまちづくりを進めるため、多摩川両岸をつなぐ連絡道路を整備しています。
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・羽田連絡道路の整備に向けた取組み(外部リンク・川崎市ホームページ)
京浜臨海部の機能強化に資する広域的な幹線道路ネットワークである国道357号が早期に整備されるよう、国に要望しています。
平成29年3月に第三京浜道路と首都高速道路横浜羽田空港線をつなぐ「横浜環状北線」が開通し、横浜新都心と臨海部の連絡が強化されました。また、令和2年3月に東名高速道路と第三京浜道路をつなぐ「横浜環状北西線」が完成し、臨海部へのアクセスがさらに向上しました。
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・横浜環状道路の整備(外部リンク・横浜市ホームページ)
浜川崎駅から川崎駅までを結ぶ「(仮称)川崎アプローチ線」の新設について検討しています。
横浜港・川崎港・東京港で構成される「京浜港」は、平成22年に「国際コンテナ戦略港湾」に選定され、国際競争力強化に向けた取組を進めています。
【参考】
・京浜港(外部リンク・川崎市ホームページ)
・国際コンテナ戦略港湾政策について(外部リンク・国土交通省ホームページ)
川崎市では、京浜急行大師線(京急川崎駅~小島新田駅)のほぼ全線を地下化する「京浜急行大師線連続立体交差事業」を進めてきました。しかしながら、費用対効果や取り巻く社会経済状況の変化などを鑑みて、現在、京急川崎駅から川崎大師駅までの2期区間については「中止」、川崎大師駅から小島新田駅までの1期区間については「事業継続」としています。
【詳しくはこちら】
・連続立体交差事業大師線(外部リンク・川崎市ホームページ)
川崎市では、総合物流拠点の形成が進み更なる交通需要の増加が見込まれる東扇島地区と、対岸の水江町地区を結ぶ「臨港道路東扇島水江町線」の整備に取り組んでいます。本事業により、東扇島地区から川崎市内陸部への輸送ルートのリダンダンシー(代替性)の確保、交通渋滞の緩和、物流機能の強化などが期待されます。
【参考】
・川崎港 東扇島~水江町地区 臨港道路
(外部リンク・国土交通省関東地方整備局京浜港湾事務所ホームページ)